会社ロゴ

アンケート集計結果報告

お知らせ2017.04.21

はじめに

石田会長_アンケートご挨拶
石田会長

鹿児島県勤労者共済会(以下共済会)は、鹿児島県内に居住または鹿児島の企業等で働く勤労者を会員として構成し、各種労金ローンや融資の利用促進等の活動を通じて勤労者の生活を改善し向上するため活動しています。

共済会では、当会と九州労働金庫鹿児島県本部(以下県本部)とで議論を重ね、2017年2月上旬にダイレクトメール(以下DM)によるアンケートを行いました。今回は初めての取り組みであったことから、対象者および質問の絞り込みや言葉の表現などについても2団体で意見交換を行いました。その結果、対象範囲を鹿児島県内の在住者で、過去から現在に至るまで労金を利用された20歳以上60歳までの会員に絞り込みました。その結果、3,191件のDMに対して487件(3月末現在)の予想を超える回答を頂きました。

アンケートの質問の中には、社会問題となっている「奨学金」や「多重債務」にかかる問題について盛り込みました。

現在、大学の学費の高騰と家計の収入減少により、奨学金に頼らなければ大学に進学できない学生が増え、今や大学生の2人に1人が「奨学金」を利用しています。また、卒業後に返済をしたくても返せない方も増加する中、本人と保証人(父母等)も自己破産に陥るケースが増加しており、この事が今や社会的に問題となっています。

更に、多重債務者の現状として、2010年の改正貸金業法の完全施行などもあり、改善は見られるものの、銀行カードローン負債の増加や高齢者の債務者増加、生活保護受給者の増加にも至っています。

私たちは、貧困や多重債務のない社会に向けて各団体と連携を図り、運動を継続していく必要があると考えています。

今回のアンケートでは、共済会が紹介する九州ろうきんに対して多くのご意見・ご要望を頂きました。これら会員のみなさまから頂いた貴重なご意見は今後の共済会活動に反映させていきたいと考えています。また、併せて会員の拡大およびその利用の促進について更に強化を図っていきます。

本調査結果は、共済会・労働金庫および関係団体の労働者自主福祉運動の活性化に向けた素材として活用して行くものとします。

終わりに、2017年1月よりホームページを開設し、勤労者共済会の情報はもとより、労働金庫、全労済、連合かごしま、生活協同組合連合会、労働者福祉協議会などと連携し、様々なご相談に対応できる情報提供の環境を整えつつあります。ぜひ、ホームページにアクセスし、これからのライフワークに活かして頂ければ幸いです。

2017年4月
鹿児島県勤労者共済会
会長 石田 則行

アンケート集計結果はこちら